簡単にできるスライムの作り方

スライムとは

 

スライム(slime)とは本来、どろどろ、ぬるぬるした性状を持った物質を広義に指す言葉で、粘土や泥などの無機物、生物の分泌する粘液などの有機物、これらの複合体など結構いろいろなものがスライムと呼ばれています。

 

この言葉が玩具として使われてお馴染みのスライムが登場したわけです。玩具としてのスライムは日本では1978年にツクダオリジナル(現在はメガハウス第4事業部)がアメリカのマテル社製玩具だったスライム状の物質を発売したのがスタートとなっています。

 

マテル社はアメリカ合衆国カリフォルニア州エル・セグンドに本拠を置く世界最大規模の玩具メーカーで、バービー人形が特に有名で、もともとは第二次世界大戦中のゴムの不足から人工的にゴムを作ろうとして生まれた物質だったそうです。

 

ツクダオリジナルは株式会社ツクダの経営不振によりグループから分離し、社名変更や吸収合併を経て、現在はバンダイナムコグループ系列の1社であるメガハウスの一事業部に引き継がれています。

 

製品としての「スライム」は小さいポリバケツに入った緑色の半固形の物体です。手にべとつかない程度の適度な粘性があり、冷たく湿った触感が特徴で、触って遊ぶだけなのに、それまでにない新鮮な感触と感覚が受けて大ヒットしました。